SINCE 1875 室内装飾・インテリアの歴史と共に歩むムツミヤ


インテリアブログ
2024/05/15クライアントの希望に沿った最適リペア
前回に引き続き、ドナルド・マクドナルド・ハウス せんだい(以下せんだいハウス)
の施工事例、第2弾です。第1弾では館内全体のクロス張り替えについてお伝えしましたが、今回はクッションやイスの張り替えについてご紹介します。
せんだいハウスは、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・
ジャパン様が運営。ご自宅から遠く離れた病院に入院・通院しているお子様、またその
ご家族のための滞在施設です。
同財団では「第二のわが家」と位置づけ、2024年2月時点、48の国と地域に386ヵ所
(日本では12ヵ所に設置)でサポートが行われています。
https://www.dmhcj.or.jp/house/
プレイルームのクッションを新品同様に
せんだいハウス開設当初から設置されているプレイルームのクッションは、
経年劣化によって、張り地が傷んでいました。
せんだいハウス側では買い換えを検討していたようですが、クッション材と張り地を
交換することが可能であることをご提案。メンテナンスの容易さと質感、耐久性などの
バランスの中でビニールレザーを採用し、新品のように蘇らせることができました。
なお配色は、プレイルームのクロスの一部と同様の色を用いて統一感を演出しています。
ベッドルームの1人用イスと職人の技術
利用者様が宿泊するベッドルームに設置されたイスも、経年により張り地や中材に傷みが
あり、全体的にガタつきもありました。せんだいハウス側でDIYをした跡があったり、
長くお使いになるための工夫もされていましたが、20年の歳月が経ったことでこちらも
買い換え時期だとお考えのようでした。
当社では、職人とも相談し、木の骨組みを組み直しつつ中材と張り材を交換。
一定品質のイスだからこそ、棄てるよりも活かす方法をご提案しました。
使用した生地は、ベッドルームということもあり、質感とメンテナンス性を兼ね備えた
ソフト撥水タイプのベロア生地を採用しました。
見えない部分のリペア
共用部分であるダイニングルームのイスも修繕の対象でしたが、張り地には目立った
傷みはありませんでした。しかし、座面の中(中材の下)に配されている座板が割れて
いるものが複数あったため、安全のためにすべてのイスの座板を交換することを
ご提案しました。
他のエリアのイスやクッション同様、コスト面にも配慮した、最善のご提案ができたと
考えています。
イスやクッションの張り替え、クロス、床材、その他インテリアのご提案から施工まで
ご対応しております。お気軽に当社までお問合せください。
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